∴ 来週の展望

「韓国の政府系国民年金サービス（NPS）がポートフォリオから米債の比率を下げ、他資産に振り分ける」というニュースとシカゴ購買部協会景気指数-5月は雇用指数の悪化が重石となり、市場予想を下回る結果となった。ここのところ米景況感関連指標は市場予想を上回る結果が続いていたこともあり、今回の結果は意外感を受ける形となった。この結果からリスク回避志向が意識され、債券価格が上昇し長期金利が下落、金利差が意識され上昇していたドル/円の重石となった。カナダドルは上昇、原油価格が上昇したことで堅調に推移した。豪ドルは堅調に推移、金価格が3ヶ月ぶりの高値圏になるなど資源価格の上昇がサポートした。NY原油は66.31ドルと約6カ月ぶりの高値圏で取引を終えた。

ドル/円　95.26-28　ユーロ/円　134.67-72　ユーロ/ドル　1.4135-39

来週の展望ですがチャート的にはドル売りも下げ止まりフラット、あるいは上昇基調にあるとみています。あとはＧＭ問題が
どういった影響を及ぼすのかまだつかめない状況なので迂闊に
動かないほうが懸命かもしれません。ただ長期的な見方をすればある程度破産は折込済みということもあり下げても限定的
なものと思いますが最大規模の企業ですから実際の影響は・・あと５月３０日―６月２日のガイトナー米財務長官による中国訪問も注目ですね！
中国の米国債買い入れスタンスが変わらないことが確認できれば、需給面での安心材料になりそうです。

今週は米雇用統計や欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会、ＧＭや景気指標の発表も目白押しです。
６月１日には５月米ＩＳＭ製造業景気指数や４月米個人所得・消費支出、３日には５月米ＩＳＭ非製造業景気指数や４月米製造業新規受注、５月ＡＤＰ全米雇用報告。５日には５月米雇用統計がなどなど。

このところ、米景気の下げ止まりを期待させる指標が相次いでおり、景気指標を通じて先行きの景気回復期待が強まれば、リスク選好からドルと円がユーロや豪ドル、ニュージーランド（ＮＺ）ドルに対して売られる展開が続きそうだ。ユーロはすでに１．４０ドル台に乗せて５カ月ぶりの高値水準にあるが、さらに上値を伸ばすとみる声が多いがどうなんでしょう。

予想レンジはドル／円が９４―９８．５０円、ユーロ／ドルが１．３７―１．４２ドル付近。
来週は色々と注目です！

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∴ ＧＭ株価ついに１ドル割れ・・

皆様こんにちは
いやあ驚きました！先日ＧＭ株上がったんだなあ、これは破産したとしてもそう影響は大きくないのかも。と思っていたら２９日のニューヨーク株式市場で、米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）の株価が急落し、前日比３３％（０・３７ドル）安の０・７５ドルで取引を終え、１ドルを大きく割り込んだというニュースです。一時は０・７４ドルまで下落したそうで、米メディアによると、大恐慌下の１９３３年以来７６年ぶりの安値ということです。
ＧＭ株は昨年５月時点では２０ドル台だったんですが、１年で２０分の１以下に値下がりしてしまいました。
これは破産は折込済みとはいえ６/１に破産申請の手続きに入る見通しですがこれはかなり影響がでるのではと戦々恐々の管理人です。（ポジションをもっているわけではありませんが）
市場がどういった見方、動きをするのか見逃せません！！

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∴ ＧＭの動向はいかに

皆様こんにちは
昨日はドル／円で一時９７．２４円まで上昇し１２日以来２週間半ぶりの高値となりました
今朝はファンドなどが利益確定の売りで９６，３０銭台まで下落。一服ムードが漂っています。
ところでいつ破産か？と話題のＧＭですが株価が上がっているようです。
これはＧＭが債券保有者に提出した修正案に保有者の２０％が支持したからであり、これによりＧＭの破産手続きがより円滑に進む可能性がある。オバマ大統領はＧＭ破産後債権にかかる
日数を６０～９０日といっているそうですがほんとにそんなに早く再建されるのでしょうか？これだけの規模の企業だともっとかかるような気もしますが・・
ただ修正案がどの程度のものかはわかりませんが再建後はかなり収益性の高い企業に生まれ変わるとの見方があるそうです。これは破産はするにしても良い破産になるのか？？
その辺をどう捉えるのかが今後の相場の動向を左右するのかもしれません。
注意深くチェックしていきましょう！！

今日のドル／円の予想レンジは９６．２０―９７．５０円付近。急伸の続いた米金利の上昇が一服となったことを受けて、海外市場にかけて続いた円の全面的な下げも一段落。朝方の東京市場では「今回の円安のドライバーとなったのは明らかに米金利が要因。投機的な動きが一巡すれば値動きは鈍る」（都銀）とする声が出ているそうです。月末のきょうは実需に伴う売買も入りやすいため、値動きも出づらいという。管理人は
ポジションフリーで静観します＾＾


＝＝＝＝＝５月の主な経済指数＝＝＝＝＝

28日：独・5月失業率/5月失業者数
28日：米・4月耐久財受注
28日：米・4月新築住宅販売件数

29日：日・4月全国消費者物価指数
29日：日・4月失業率
29日：欧州・ 5月消費者物価指数・速報値
29日：米・第1四半期GDP・改定値
29日：米・第1四半期個人消費・改定値
29日：米・5月シカゴ購買部協会景気指数
29日：米・5月ミシガン大消費者信頼感指数・確報値


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∴ FXニュース

皆様こんにちは
早朝よりのドル買いの動きに驚いている管理人です＾＾；

前日ニューヨーク市場の午後５時時点、９５円後半まで上昇し午前の取引でドルは一時９６．０４円まで上昇。２０日以来１週間ぶりの高値をつけました。
今週のドル反発は前週までの下げの反動との見方が多いものの、リスク回避の側面を指摘する声や米金利の上昇が手掛かりとする見方や朝方の薄商いの中、ここ数日のレンジ下限を
突破したことで、これまでユーロを買い込んだ向きが損失確定の売り戻しに動くストップロスを巻き込んで大きくドル上昇
につながったのでしょうか。
また、そのほかドル上昇の一因として、米連邦預金保険公社（ＦＤＩＣ）が２７日、問題を抱える米金融機関の数が２００９年第１・四半期で３０５行と１９９４年以来の高水準に
なったと発表したことを挙げる声が出ている。ベアー総裁が「金融機関の破たんは増加を続けており、今後も増えるだろう」と述べたことなどが、株価の下落や新興国通貨売り／
ドル買い戻しにつながったということです。
「金融機関のクレジット問題は続いている」（外銀）ことが
意識されたという。

また、ドル金利の上昇に着目する向きもいる。米財務省が２７日に実施した５年債入札は、応札倍率が２．３２倍と４月の２．２２倍、３月の２．０２倍を上回り、外国中銀など海外
需要の目安となる間接入札者の落札比率も４４％と「過去６回の入札平均の３４．４％を上回る強い需要」（外銀）となった。しかし金利上昇に歯止めはかからず、株価が下落する中、１０年債利回りは一時３．７４％と昨年１１月以来半年ぶりの高水準をつけたことも要因のひとつでしょう。

いやあ今後さらに上昇はあるのでしょうか？
根本的な景気上昇ではないので一気に駆け上がるのは難しいところでしょうがしばらく様子観です

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∴ FXニュース（中古住宅件数）

管理人の注目しておりました米の中古住宅件数の発表があり
米4月中古住宅販売件数は前月比+2.9％の468万件となり、市場予想の466万件よりも強い結果となった。前月の455万件（速報値の457万件から下方修正）からも増加している。4月は複合住宅が同+6.4％の50万件に増加したほか、一戸建ても前月から反発し同+2.5％の418万件となった。米4月差し押さえ件数が前年同月比+32％と過去最大を記録したことから、差し押さえ件数の競売が販売件数を押し上げたと見られる。
全米不動産業者協会（ＮＡＲ）が発表した米国の中古住宅販売件数は次の通り。

==================================================================
４月 ３月 ２月 １月 12月 11月 10月
2009 2009 2009 2009 2008 2008 2008
==================================================================
販売戸数合計 4.680 4.550 4.710 4.490 4.740 4.540 4.940
北東部 0.770 0.690 0.750 0.640 0.750 0.740 0.830
中西部 1.000 1.020 1.040 1.030 1.060 1.010 1.110
南部 1.740 1.710 1.740 1.640 1.740 1.650 1.830
西部 1.170 1.130 1.180 1.170 1.200 1.140 1.170
販売可能戸数 3.968 3.648 3.798 3.611 3.700 4.163 4.198
在庫（月） 10.2 9.6 9.7 9.7 9.4 11.0 10.2
平均価格 $213,100 $211,300 $210,300 $206,700 $217,600 $223,000 $229,600
中央価格 $170,200 $169,900 $168,200 $164,800 $175,700 $180,300 $186,400
--------------------------前月比（％販売戸数合計 2.9 -3.4 4.9 -5.3 4.4 -8.1 -3.1
北東部 11.6 -8.0 17.2 -14.7 1.4 -10.8 -2.4
==================================================================
４月 ３月 ２月 １月 12月 11月 10月
2009 2009 2009 2009 2008 2008 2008
==================================================================
--------------------------前月比（％）------------
中西部 -2.0 -1.9 1.0 -2.8 5.0 -9.0 -4.3
南部 1.8 -1.7 6.1 -5.7 5.5 -9.8 -1.6
西部 3.5 -4.2 0.9 -2.5 5.3 -2.6 -4.9
販売可能戸数 8.8 -3.9 5.2 -2.4 -11.1 -0.8 -1.7
平均価格 0.9 0.5 1.7 -5.0 -2.4 -2.9 -2.3
中央価格 0.2 1.0 2.1 -6.2 -2.6 -3.3 -2.6
==================================================================
注：すべての戸数データは年率換算、単位：百万、季節調整済値。

出典：全米不動産業者協会（ＮＡＲ）

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∴ FXニュース

米政府がＧＭ株7割取得へとの報道をうけてドルが一時95.44円まで上昇
しました。

そしてＧＭは早ければきょう午後にも破産法申請の可能性があるとして警戒感を強めている。

<以下記事>
　関係筋によると、経営再建中の米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)が米時間２７日午前零時過ぎ、日本時間きょう午後にも破産法適用を申請する可能性があることが明らかになった。ＧＭは現地時間２６日深夜までに債務の株式化で債券保有者の９０％から賛成を取り付ける必要があるが、ＧＭが提示した債券と株式の交換に応じた債券保有者は、これまでのところ債券総額２７０億ドルの１０％を大きく下回る水準にとどまっている。一方でギブズ米大統領報道官は現地時間２６日、ＧＭの債務削減と事業再編に向けた努力は、６月１日の期限まで続けられるとの見通しを示している。


ＧＭの破産法申請の可能性はこれまでにも何度も伝えられているため、為替市場では直接的な影響は限られるとする見方が多い。しかし管理人的には米企業史上最大規模となるＧＭの破産法申請はやはり大きいのではないかと思います。
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∴ 本日発表 ケースシラー住宅価格指数（3月）

本日発表されるケースシラー住宅価格指数（3月）
比較的新しい指標ということもあり少し耳慣れない指標かもしれません。
米国の一戸建て住宅の販売価格推移について、2000年1月を100として指数化した指標で、ウェルズリーカレッジのケース教授とエール大学のシラー教授が開発したリピートセールスという算出法をベースに計算されています。

今回ようやく3月分の発表と少し古い情報にはなりますが販売価格の実勢を良く表わしているとの評価され、注目されています。
今回の予想は20都市部で前年比18.4％のマイナス。
ピークから長い間下落率拡大が続いていましたが前回ようやく下落率が縮小されました。

この流れが今回も引き継がれ、前回よりも下落率がやや小さくなった予想されています。
もちろん、前年比で18％超の下落という数字はかなり深刻な水準です。
比べてどうなるものでもありませんが、 バブルと見られた2003～2006年にかけての上昇時の最大値でも前年比+17％台ですから、今回見込まれた下げ率の方がきついです。
ただ、底なしに悪化する状況から一服という印象が強いだけに
予想通り程度に収まると、住宅市場への懸念が少し和らぐのではとの期待があります。
続いて27日に発表されるのが、一連の指標の中で最も注目度が高いと見られる中古住宅販売件数（4月）です。
この指標は、先週発表の住宅着工同様に 2月分がやや強めの数字となり 住宅市場の回復期待拡大に一役買いました。
しかし、前回の3月分の数字は 着工同様、予想、前々回（2月分）を共に下回る弱い数字となりました。
ただ、住宅着工と違って今回は前回よりも強めの予想となっており
465万件（前回は457万件）が見込まれています。
ケースシラーの数字からもみられるように米住宅価格の下落が続く中で、そろそろ値ごろ感から買いに回る人が出てきているとみられ少しずつですが状況は上向いているとみます。

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∴ ＦＸに影響のある発表

25日：独　5月IFO景況指数

26日：NZ　4月貿易収支
26日：独　第1四半期GDP　確報値
26日：米　5月消費者信頼感指数

27日：米　4月中古住宅販売件数
27日：独　5月消費者物価指数　速報値

28日：独　5月失業率　　5月失業者数
28日：米　4月耐久財受注　4月新築住宅販売件数

29日：日　4月全国消費者物価指数
29日：日　4月失業率
29日：欧 5月消費者物価指数　速報値
29日：米　第1四半期GDP　改定値
29日：米　第1四半期個人消費　改定値
29日：米　5月シカゴ購買部協会景気指数
29日：米　5月ミシガン大消費者信頼感指数　確報値

米国経済指標は本日3月のＳ＆Ｐ・ケースシラー住宅価格指数、27日に4月中古住宅販売件数、28日に4月新築住宅販売件数の
発表が予定されています。状況の改善は徐々に見えつつある中で、
今回の数値が状況の改善を示すものとなってくれるといいのですが。
また、GM問題では6月1日に再建策の提出期限を迎えますので、提出期限を控えての今週は、GM関連のニュースも気をつけておきたいところです。
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∴ 管理人注目ニュース

ＦＸ（外国為替証拠金取引）の証拠金倍率（レバレッジ）を最大２５倍に規制する金融庁の方針が、
ＦＸ業界や個人投資家を巻き込んだ議論の的になっている。
過熱感のある市場の健全化を期待する声もあり、業界には「規制後」をにらんだ動きもみられる。
＜管理人＞２５倍はあんまりだよなあ・・・

金融先物取引業協会によると、ＦＸの取扱業者は１２０社にも上るそうですが株式市場の低迷もあって市場は急速に膨らんだ。その為かなりの損失がでた投資家も多く金融庁は規制強化に乗り出しすでに、顧客資産と業者の資産の分別管理を決定。

今度は、顧客が預けた証拠金の何倍までの取引できるかを示す証拠金倍率についても上限を設けることにした。

一般からの意見募集を経て、今夏にも導入されるが、規制案の提示を受けた業界は賛否がまっぷたつに分かれた。

最大２００倍の証拠金倍率を選べるひまわり証券は、「本来は個人投資家が自分で判断して
設定するものだが、米国と同じ１００倍程度が妥当ではないか」と、“行き過ぎた”規制に疑問を投げかける。

＜管理人＞わたしの意見としてはやはり投資は自己責任なので
個人の判断で責任を持ってやるのが一番だと考えます

「証拠金の倍率ではなく、実際の損失額に着目して歯止めをかけるべきだ」と指摘するのは、
エフエックス・オンライン・ジャパンの博多一恭取締役。同社の証拠金倍率は原則１００倍までだが、
最大損失額を設定すれば７００倍までの取引ができる。顧客の約９割は１００～２００倍を
選んでいるが、想定外の巨額損失を防ぐ仕組みが投資家に安心感を広げているという。

一方、ＦＸＣＭジャパンを傘下に抱えるＧＣＩキャピタルが今月上旬にインターネット上で実施した
調査（４１１人が回答）では、個人投資家の８割超が金融庁の規制案に反対していることが分かった。

上限が２５倍に規制された場合の投資行動について、「１回当たり取引金額を変える」が２４．６％と
最も多く、「取引をやめる」という回答も１７．５％に達した。「証拠金倍率は投資家の自由意思で
決めるもの」「なぜ規制が必要か分かりにくい」といった声も寄せられた。

ただ、規制強化を前向きにとらえる業者もいる。マネースクウェア・ジャパンは「ＦＸは投機ではなく
資産運用の手段」と訴え、規制によって健全な取引が増えることに期待を寄せる。
ＦＸプライムも「投資マインドは減退するだろうが、市場の信頼性は高まる。他社と同じ土俵に
立ったとき、強固なシステムや豊富な金融情報を売り物にして、選ばれる企業になりたい」と
強気の構えだ。

ＦＸ業界はこれまで証拠金倍率で競い合ってきたが、規制が強化されれば、改めて取引の信頼性確保や
手厚いサービスなどの取り組みを迫られそうだ。

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∴ 週始め

週始め２５日の東京外国為替市場は、円相場が４営業日ぶりに反落して始まった後、９４円５０銭ー６０銭も小動き。

ユーロ／円も１３３．００円から１３２．２８円まで売られている。ユーロの１３３円前半にはオプションに絡むポイントがあるとして早朝の取引で買い仕掛けが活発化したが、戻り売りに阻まれたことで一転して売りが強まっているという。ユーロは対ドルでも利益確定と見られる売りがでている。
取引量はやはり米英などの休場もあって少ない感じ

その後はドルが緩やかに上昇。クロス円がジリジリと下落している。英FT（ファイナンシャル・タイムズ）紙が「中国は米国債を買いつづける以外の選択肢がほとんどない」と報じたことや、北朝鮮による核実験実施報道などがドル買いの一因となっているもようです。９５円台回復はあるのか？注目です！

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