∴ ■注文画面の見方とは

ＦＸ口座を開設し、いざ実際にＦＸ外国為替証拠金取引を開始する際には、
インターネットのサイトにアクセスする事になります。

その際には、注文画面を開いてトレードをするわけです。

さて、その注文画面ですが、利用する会社によってもちろん異なります。
しかし、ＦＸ取引に共通している内容を紹介しておきます。

まず、その日のＦＸレート情報が記載されています。

その他に移動平均線などのチャートも表示されている場合があります。
個人情報としては、注文可能金額、口座の内容（取引履歴など）が表示されています。

注文を出す場合には、注文選択を選び（成行、指値など）、
金額を入力、レバレッジの選択などをしてクリックします。

ＦＸ注文画面はシンプルであればあるほど利用しやすいものです。
ですので、注文画面の見やすさも取引会社選びの比較ポイントになります。

∴ ■アラートメール・マージンコール

ＦＸの強制ロスカットを行う前に、お知らせをしてくれるのが、
「アラートメール」及び「マージンコール」というものです。

強制ロスカットは、損害による被害を抑える為のシステムとなります。
ＦＸ市場は２４時間動いていますので、いつ何時、大きな変動があるか分かりません。

四六時中パソコンの画面に見入っていられるのであればともかく、
実際には就寝時間が必要になるのでそうもいかないものです。

かと言って、知らないうちに強制ロスカットが行われてしまうと、
利益を逃してしまう事も出てきてしまいます・・・

その為に、会社がお知らせをしてくれるのが「アラートメール」です。
証拠金の２０％位が減少した時点で連絡が入ります。

「マージンコール」の方は、不足金を入金するか、
決済するかという決断を迫られる事になります。

∴ ■強制ロスカットとは？

ＦＸでは証拠金取引を行うわけですが、僅かな自己資金で最高２００倍もの価値のある、
外貨の取引が可能になってきます。

その為、利用会社の方は、自社にリスクが無い様に、
強制ロスカットのシステムを取っているところが殆どとなっています。

強制ロスカットとは、為替の変動により、貴方の証拠金の余力が少なくなった場合にされます。
（ＦＸ取扱会社によって余力の％は異なりますので比較する必要があります）

自動的に全てのポジションが売買されるのが強制ロスカットですので、
ＦＸ投資の為の自己資金を無くしたうえ、マイナスになってしまうという、
最悪の事態は避ける事が出来ます。

尚、強制ロスカットの前には、事前に「アラートメール」や「マージンコール」などが、
メールで送られてくるのが普通となっています。

利用会社によって、そのシステムは違いますので調べておきましょう。

∴ ■経済指標とは？

ＦＸでは、テクニカル分析の他、ファンダメンタル分析も利用します。

このファンダメンタル分析には、突発的な事故（テロや災害）などが、
影響を及ぼしますが、それ以外では各国の経済がその分析の中心となります。

その際に、参考にしたいのが定期的に出される「経済指標」です。

経済指標という言葉は、経済学を学んだ人でないと、
なかなかあまり聞きなれない言葉かもしれません。

これは、それぞれの国の経済情報をまとめたインフォメーションに匹敵します。

経済指標には、貿易赤字・黒字情報の他、その国の雇用統計も出ているので、
如何にその国が上昇気味、下降気味かが分かるわけです。

また、ＦＸ投資家達はこの情報を見て、トレードを開始しますので、
市場も活発にもなります。

細かいところまでは知る必要はありませんが、ＦＸ取引をする方にとって、
取り扱い通貨国のおおまかな動きは握っておくようにしておきましょう。

∴ ■ファンダメンタル分析

ＦＸ外国為替証拠金取引では、戦争やテロ、津波や地震などの災害、
国の経済状況が、即為替相場に反映するものです。

「この国は景気が良さそうだ」といった場合には、
その国の通貨に人気が出て「買い」が増えます。

逆に「今後、色々と大変そうだな」といった国の場合には、
その国の通貨はさっさと売ろうという人が増えるものです。

その為、常に世界情勢に詳しくなっておく必要がＦＸ取引ではあります。
これらの世界情勢の分析のことを「ファンダメンタル分析」と言います。

ファンダメンタル分析の大きな要素となりますのは、「国民総生産」や、
「雇用状況」、「貿易収支」などが代表的です。

これらの情報は自分で調べる事も可能ですが、利用会社のインターネットサイト、
又は、ＦＸ分析関係のサイトでも知る事が出来るかと思います。

∴ ■記録をつける

ＦＸ外国為替証拠金取引における取引の詳細に関しては、
克明に記録しておくと良いかと思います。

何故かと言うとこの記録が、すなわちテクニカル分析に利用出来るからです。

どのようなトレンドの時に、どんなポジションを売買したのかなど記録しておくと、
自分のミスや判断間違いが分かるようになってきます。

その場では分からない事も、後になると見えるという事が市場では良くあります。
尚、これらの取引の自己記録を世間一般に公開しているのがＦＸブログです。

自己記録だけじゃ物足りない、他の投資家と交流を持ちたい時など、
ブログで公開するのも良いかもしれません。

また、ＦＸは自己資産を増やす為の投資です。
ですので、同じミスは繰り返したくないものですよね。

その為にも、取引記録は残しておくようにしましょう。

∴ ■FXブログ

ＦＸの情報を掴むのに、個人が毎日更新しているブログを利用するのも、
非常に参考になるかと思います。

個人ブログの場合、一般投資家が出しているだけに、
実際の取引が手に取るように分かるのが良いところと言えます。

ブログ管理者のＦＸでの失敗、注文方法、成功に導いた注文方法などが、
分かり易いレベルの感想・言葉で読めて、自分の取引の際に役立ちます。

もし、ＦＸ取引を始めようか悩んでいるのであれば、
まずはブログを覗いてみると良いかと思います。

「ＦＸブログ」または「ＦＸ日記」と入力して検索すると、
かなりのヒットが出ます。

積極的にＦＸに取り組んでいるブログ管理人の場合、
メールでのやり取りなどにも応じてくれる場合もあるようです。

証券会社の人間ではない、ＦＸ仲間が出来るかもしれませんね。

∴ ■FXセミナー

ＦＸ外国為替証拠金取引は、その取引の仕組み、注文方法によって、
利益が大きく違ってくるものです。

ですので、正しい知識があればあるほど投資は成功すると言えるかと思います。

より効率的に投資を行う為にも、プロからの指南を受けるのは
非常に良い事だと言えるかと思います。

そんなプロの指南の１つがＦＸ外国為替証拠金取引セミナーです。

ＦＸとは何でしょう？といった基礎の基礎から、通貨の種類、その略語、
為替チャートの見方、テクニカル分析の種類と利用方法、注文時の注意及び、
その方法などを親切丁寧に指導してもらえます。

このＦＸセミナーは、場所を借りて証券会社の社員が行う事もあれば、
プロの外貨ディーラーが行う事もあります。

また、オンラインによるセミナーを開設している会社もあります。

∴ ■システムトレードを利用する

ＦＸ外国為替証拠金取引の知識を一応知っているといった方、
一方、全く知らないといった方、こういう方が２人いる場合、
前者の方が利益を上げる事が出来るのが普通と言えます。

しかし、そんなＦＸド素人であっても、
それなりに儲けを上げる事が出来る方法があります。

それはシステムトレードを利用する方法です。

システムトレードとは、ＦＸのややこしい売買をシステム化してしまうトレード方法で、
システムに沿ってＦＸの売買を行えば良いので、知識が無くとも儲けを出す事が期待出来ます。

ただ、システムトレードは自動注文システムではありませんので、
最後の決断は自分で行わなければなりません。

しかしそうであっても、全く白紙の状態から取引を行うより、
安心してトレードを行うことが出来るかと思われます。

∴ ■ロールオーバーとスワップ金利

ＦＸ外国為替証拠金取引では、約定（やくじょう）後、
２営業日後には決済しなければいけない事になります。

つまり、１００万ドルを購入されましたら、
その代金を振り込まなければいけないという事になるのです。

しかし、ロールオーバーを利用して、常に売買を繰り返せばその必要が無くなるのです。

ロールオーバーとは、決められた時間に一度反対売買して、
すぐに同じレートで立て直す作業の事を言います。

このＦＸのロールオーバーの仕組みは、スワップ金利にも反映されます。

ロールオーバーの後、決算日が新たに繰り越される他、
スワップ金利も同時に確定される事になるのです。

つまり、瞬間的とは言え、ＦＸ売買を行うので、その取引によって出た
スワップ金利が決定するわけです。

この様に何もしなくても、徐々に元手が増えていく事もあります。
また、反対に損益が出てくる場合もあります。