∴ ＦＸ用語集【円借款】

Ｙｅｎ ｃｒｅｄｉｔ．政府ベースによる借款協定により、開発途上国に

与える円建のローンのことである。通常は輸出入銀行、海外経済協力基金

が財政資金を相手国政府及びその政府機関に貸付ける形式をとっている。

円借款による輸出の場合、船積時に代金が支払われ、輸銀等が輸入国政府

等に対し直接、またはその保証により輸入代金を直接分割返済条件で貸付

けるという形でとられている。また、世銀への円出資金を解除して、これ

を通じて借款を与える形（世銀円借款）もある。

∴ ＦＸ用語集【インターバンク市場】

銀行と銀行の間で取引が行われる市場のこと。外国為替市場という場合に

は通常、ここを指します。これに対し、銀行が顧客に対して取引を行うの

が対顧客市場です。

銀行が顧客との取引で生じた為替持高のカバー、銀行自体の意図的持高操

作を行う。金融機関、ブローカー（仲立人）、中央銀行で構成されてい

る。

∴ ＦＸ用語集【相対取引】

外国為替市場では、株式市場のように特定の場所での取引は行なわれな

い。外国為替の市場では、相対の関係で取引が行なわれる。つまり「相対

取引」は売り手と買い手が相対（一対一）で交渉し、値段、数量、決済方

法などの売買内容を決定する取引方法である。

∴ ＦＸ用語集【インパクトローン】

インパクトローンとは、外国為替銀行が移住者に対して取り組む使途に制

限の無い外貨貸付である。

以前は、在日外国銀行に限り利用されていたが、１９８０年の外為法の改

正後は邦銀が自由に取り組めるようになった。

英語：Inpact Loan

∴ ■ロールオーバーとは？

ＦＸにおいて自分のポジションの売買を行った場合、
通常決済は翌２営業日後という事になります。

しかしながら、営業日の終了時点でまだ決済がなされていない場合、
そのポジションを繰り越す作業がなされるわけです。

この事を「ロールオーバー」と言います。

ＦＸ取引では、ロールオーバーを繰り返し行う事で、
実際の貨幣の交換をする必要がなくなるのです。

さて、このロールオーバーですが、利用するＦＸ会社が自動的に行うのが普通で、
特別な手続きなどは必要ありません。

また、その為の費用を取られる事もありません。
ロールオーバーが行われると、自分の損益がすぐに分かるのが非常に便利です。

会社によってこのロールオーバーの時間に関しましては、
おのおの設定されていますので調べておくと良いかと思います。

∴ ■FX用語集【くりっく３６５】とは

くりっく３６５とは、東京金融先物取引所において、
個人が行えるＦＸ外国為替証拠金取引の事です。

ＦＸの仲介業者では無く、直接公設の取引所での売買となりますので非常に安心です。

また、通常証券会社などでＦＸの取引を行うと、その利益所得は雑所得扱いとなります。
この所得には税金が掛かりますが、儲けが多ければ税率が上昇する事になります。

最低２０％で、最高で５０％程の税金が掛かります。

しかし、くりっく３６５でＦＸの売買を行って利益が上がった場合には、
申告分離課税が採用される事になります。

そして、その税率は一律２０％と設定されているのです。

加えて、くりっく３６５を利用しＦＸで損害を出した場合、
その損害は向こう３年間持ち越す事が可能です。

すなわち、翌年、黒字になっても前年の赤字分と併せて、
儲けが出ていなければ税金は掛からないというわけです。

その為、くりっく３５６は、税面で非常に優遇されていると言えるでしょう。

↓↓通常の累進課税と違い、申告分離課税という税制度で税金が一律20%なので、
税制面で優遇されます。（大きな収益を得る方に大変有利になります。）

∴ ■FX用語集【スポット取引】

スポット取引とは、ＦＸ取引における直物取引・現物取引の事です。
通常のＦＸ取引の場合、ロールオーバーが行われる為実際の取引は先延ばしになっていくもの。

しかし、スポット取引を行った場合は、決済をした２営業日後にＦＸ通貨の受け渡し、
（通貨とその対価の交換をする）を行う事になります。

すなわち、ＦＸの決済はスポット取引→ロールオーバー→先物取引という
流れになっていると考えると分かり易いかと思います。

また、この２営業日決済は対価の国の営業日が反映します。
例えば、祝日などがある国の場合、決済が３～４営業日後になる事もあります。

つまり、金曜と月曜が休みになるイースターなどでは、
木曜に決済されたものは火曜日まで待つ事になるわけです。

∴ ■FX用語集【変動相場制】

変動相場制は、ＦＸの主要通貨の殆どが利用している制度です。
お互いの国の経済事情に応じて、そのＦＸ価値が上がったり下がったりするというものです。

日本円、米ドル、英ポンドなどはすべて変動相場制です。
この変動相場制を利用して、儲けを出すのがＦＸ外国為替証拠金取引なのです。

ところで、実は日本はついこの間まで固定相場制だったのです。
戦後、日本円は米ドル１ドルに対し３６０円と固定されていたんです。

「海外旅行なんて超贅沢！夢の夢」と思われていたのは、
このドル高固定相場制が原因だったわけです。

それが、１９７１年にようやく変動相場制に変更となり、
現在の為替レート１００円台にまで下がったわけです。

ただ、円安ドル高であると、輸出業が儲かる事にもなるので難しいところなのです。

∴ ■FX用語集【固定相場制】

固定相場制とは、ＦＸの為替レートを固定、あるいは最小に留める制度の事を指しています。

これは、国際通貨基金であるIMFが設定した価格の上下１％のみの変動に
とどめるというものです。

この固定相場制を利用している国は、日本やアメリカなどの先進国ではなく、
発展途上国が殆どです。

人気の通貨は少ない為、多くのＦＸ取り扱い会社では見られないものかもしれません。

ところで、固定された相場であるのに、経済事情等によりIMFの定めた
価格で留めておく事が出来なくなる場合があります。

そういう場合は、まずは、通貨介入が行われて通貨の需要と供給、
つまり売買の比率を調整する様に動きます。

それでもつり合いが取れない場合は、IMFで協議のうえ、
価格を変更する事になります。

∴ ■FX用語集【ヘッジファンド】

ＦＸの中には、ヘッジファンドと呼ばれる投資方法があります。
危険で大きな取引をしていると言うイメージを持っている人もいるかもしれません。

一般のＦＸ取り扱い会社で売られている投資ファンドが公募であるのに対し、
ヘッジファンドは私募であるというのも、何となく不透明な印象を与えるのかもしれません。

さて、ヘッジとは「回避」といった意味を持っています。
つまり、ヘッジファンドとは、リスクを出来るだけ回避する方法を駆使した投資法です。

ヘッジファンドは、１９４０年代に富豪連中の中で始められた投資方法です。
彼らの資産を集めて預かったファンドは、市場の上昇・下降に関わらず、
利益を得るように運用します。

このヘッジファンドの額が膨大な為、ヘッジが動くとＦＸのレートが
変わると言われる事もあるのです。

また、このヘッジファンドで行われるのがＦＸ為替のみの投資という訳ではありません。
証券などでも運用されているのです。