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20日の海外市場ではドル円、クロス円ともに大幅上昇。欧州市場では、
新規材料不足から方向感のない相場展開となった。米国市場に入って
から発表された6月の住宅着工件数は2カ月連続のマイナスであったが、
先行指標である住宅着工許可件数が3カ月ぶりに増加したため、ドルが
やや買われた。ユーロは、欧州の金融機関を対象とした特別検査
（ストレステスト）の結果公表を週末に控え、ドルに対して弱含む
展開となった。

本日最も注目を集めるのは「バーナンキFRB議長の議会証言」であろう。
半期に一度開催されるものだが、米国の今後の金融政策や景気動向を
見極める上で非常に重要な意味を持ち、金融市場の大きな変動要因に
なりやすい。相次ぐ米国企業の決算発表による株価の変動とあわせて
注意したい。