∴ ■アラートメール・マージンコール

ＦＸの強制ロスカットを行う前に、お知らせをしてくれるのが、
「アラートメール」及び「マージンコール」というものです。

強制ロスカットは、損害による被害を抑える為のシステムとなります。
ＦＸ市場は２４時間動いていますので、いつ何時、大きな変動があるか分かりません。

四六時中パソコンの画面に見入っていられるのであればともかく、
実際には就寝時間が必要になるのでそうもいかないものです。

かと言って、知らないうちに強制ロスカットが行われてしまうと、
利益を逃してしまう事も出てきてしまいます・・・

その為に、会社がお知らせをしてくれるのが「アラートメール」です。
証拠金の２０％位が減少した時点で連絡が入ります。

「マージンコール」の方は、不足金を入金するか、
決済するかという決断を迫られる事になります。

∴ ■強制ロスカットとは？

ＦＸでは証拠金取引を行うわけですが、僅かな自己資金で最高２００倍もの価値のある、
外貨の取引が可能になってきます。

その為、利用会社の方は、自社にリスクが無い様に、
強制ロスカットのシステムを取っているところが殆どとなっています。

強制ロスカットとは、為替の変動により、貴方の証拠金の余力が少なくなった場合にされます。
（ＦＸ取扱会社によって余力の％は異なりますので比較する必要があります）

自動的に全てのポジションが売買されるのが強制ロスカットですので、
ＦＸ投資の為の自己資金を無くしたうえ、マイナスになってしまうという、
最悪の事態は避ける事が出来ます。

尚、強制ロスカットの前には、事前に「アラートメール」や「マージンコール」などが、
メールで送られてくるのが普通となっています。

利用会社によって、そのシステムは違いますので調べておきましょう。

∴ ■テクニカル分析【パート５】

ストキャスティクスは、ＦＸのテクニカル分析で用いられるチャートの１つです。
ジョージ・トレーンというアメリカ人が開発されたようです。

ストキャスティクスを簡単に説明すると、
ＦＸ通貨がどれくらい売買されているかを表現したラインとなります。

つまり、買われすぎや売られすぎなどを把握して、
そのタイミングを見計らってＦＸの売買を行おうというものです。

具体的には、黄色と緑色のラインが（％Ｋラインと％Ｄライン、又は％Ｓライン）、
７５％以上になると「買われすぎ」、２５％以下に入ると「売られすぎ」という事になります。

この黄色と緑色のラインが交差する時がまさにＦＸトレードポイントで、
買われすぎの場合は「売り」を、売られすぎの場合は「買い」を出す事になります。

∴ ■テクニカル分析【パート４】

ＦＸテクニカル分析において使用されるチャートは何十種類もあり、
また、それぞれ意味があるものとなっています。

そんな中でも特に利用しやすいのが「ボリンジャーバンド」と言われるチャートです。

ボリンジャーバンドはジョン・ボリンジャーという人が編み出した事から、
その名がついたようです。

ボリンジャーバンドは、過去のデータを元にＦＸが動くであろう幅を計算し、
バンド（帯状）で表したものとなります。

移動平均ラインを真ん中に、そしてその上下に統計から出された
最高値のラインを表示しています。

ＦＸのロウソク足チャートがそのバンド内で動き、上のバンドにぶつかったら売りに出し、
下のバンドにぶつかったら買いを出すというのがその基本の仕組みとなっています。

また、このボリンジャーバンドを越す位の変動になる確率は５％くらいと言われています。

∴ ■テクニカル分析【パート３】

ＦＸの流れを見る為に利用するのがテクニカルチャートですが、
そんなＦＸテクニカルチャートの中で最も頻繁に目に付くのが、
「ロウソク足」と言われるチャートとなります。

ロウソク足とは、ＦＸレートの一日の流れをボックス状にして表現し、
序列したものです。
その形がロウソクに似ている事から「ロウソク足」と呼ばれています。

このロウソク足は、上昇時には白抜きのボックスで表されます。
そして下降時には黒抜きのボックスになります。

このボックスの事を、白抜きの方は「陽線」、黒抜きの方は「陰線」と呼びます。

そこで、ロウソク足の見方ですが、白い方は一番上が終値、下が始値となっており、
反対に、黒の方は一番上が始値、下が終値という事になります。

ロウソク足のみでＦＸの取引を決めるのは難しいですが、非常に参考になるものです。

∴ ■テクニカル分析【パート２】

ＦＸ外国為替証拠金取引を行う際には、トレンドを掴む事が重要です。
このトレンドとは流行や傾向という意味を指しています。

しかし、ＦＸの世界で使うトレンドは一般の世界で使われている
「人気のトレンド」とは若干異なり「人気のないトレンド」や、
「動きのないトレンド」なども存在します。

人気のあるトレンドとは、上昇し続けている通貨の事です。

もちろん、ＦＸ為替チャートはどんな時でもジグザグで動きますので、
上がったり下がったりという細かい動きはあります。

しかし、大きく見ると終日の高値が更新され、
安値も上昇しているのが「上昇トレンド」です。

反対に高値が下降し、安値が更に落ちている場合は「下降トレンド」、
そして全体的に変化が無いのが「横ばいトレンド」です。

ＦＸでは売りからでも購入出来ますので、
下降トレンドでも利益を得る事が可能であります。

∴ ■テクニカル分析【パート１】

ＦＸの口座を開設し、いざ取引を始める際に必要なのが通貨の動きです。
これらの変動を研究する時に利用されるのが「テクニカル分析」です。

ＦＸのテクニカル分析では、為替のチャートを利用して市場の値動きを読みます。
誰でも外国為替のチャートを見れば、上昇しているか下降気味であるかは分かります。

テクニカル分析ではその大まかな情報をより掘り下げて将来的な動きを予想する事になります。
ＦＸのチャートでまず目に付くのが「ローソク足」とも呼ばれるチャートです。

これは細かな価格の変動を表したものになります。
次に「平均値」を表したチャートもあります。

その他「ストキャスティクス」というチャートで通貨の売買の割合を知る事も出来ます。
この他にも、ありとあらゆるテクニカル分析がＦＸ取引の参考として行われています。

最初は分かりにくいかもしれませんが慣れてくると非常に重宝します。

∴ ■経済指標とは？

ＦＸでは、テクニカル分析の他、ファンダメンタル分析も利用します。

このファンダメンタル分析には、突発的な事故（テロや災害）などが、
影響を及ぼしますが、それ以外では各国の経済がその分析の中心となります。

その際に、参考にしたいのが定期的に出される「経済指標」です。

経済指標という言葉は、経済学を学んだ人でないと、
なかなかあまり聞きなれない言葉かもしれません。

これは、それぞれの国の経済情報をまとめたインフォメーションに匹敵します。

経済指標には、貿易赤字・黒字情報の他、その国の雇用統計も出ているので、
如何にその国が上昇気味、下降気味かが分かるわけです。

また、ＦＸ投資家達はこの情報を見て、トレードを開始しますので、
市場も活発にもなります。

細かいところまでは知る必要はありませんが、ＦＸ取引をする方にとって、
取り扱い通貨国のおおまかな動きは握っておくようにしておきましょう。

∴ ■ファンダメンタル分析

ＦＸ外国為替証拠金取引では、戦争やテロ、津波や地震などの災害、
国の経済状況が、即為替相場に反映するものです。

「この国は景気が良さそうだ」といった場合には、
その国の通貨に人気が出て「買い」が増えます。

逆に「今後、色々と大変そうだな」といった国の場合には、
その国の通貨はさっさと売ろうという人が増えるものです。

その為、常に世界情勢に詳しくなっておく必要がＦＸ取引ではあります。
これらの世界情勢の分析のことを「ファンダメンタル分析」と言います。

ファンダメンタル分析の大きな要素となりますのは、「国民総生産」や、
「雇用状況」、「貿易収支」などが代表的です。

これらの情報は自分で調べる事も可能ですが、利用会社のインターネットサイト、
又は、ＦＸ分析関係のサイトでも知る事が出来るかと思います。

∴ ■記録をつける

ＦＸ外国為替証拠金取引における取引の詳細に関しては、
克明に記録しておくと良いかと思います。

何故かと言うとこの記録が、すなわちテクニカル分析に利用出来るからです。

どのようなトレンドの時に、どんなポジションを売買したのかなど記録しておくと、
自分のミスや判断間違いが分かるようになってきます。

その場では分からない事も、後になると見えるという事が市場では良くあります。
尚、これらの取引の自己記録を世間一般に公開しているのがＦＸブログです。

自己記録だけじゃ物足りない、他の投資家と交流を持ちたい時など、
ブログで公開するのも良いかもしれません。

また、ＦＸは自己資産を増やす為の投資です。
ですので、同じミスは繰り返したくないものですよね。

その為にも、取引記録は残しておくようにしましょう。